神戸大学学生広報チーム・活動報告

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【キラリ☆神大団体】Vol.10 書道研究会~「墨痕淋漓・龍飛鳳舞」想いを筆に込め、舞う~

みなさんは「書道パフォーマンス」を観たことがありますか?1枚の大きな紙に、数人で少しずつ文字を書き、一つの作品を完成させる。それを、音楽などに合わせて行うパフォーマンスのことです。

今回取材した書道研究会は、大学で7月8日に開催される「七夕祭」のステージでも、そのパフォーマンスを披露されるとのこと。パフォーマンスの内容や、研究会の普段の活動の様子について、会長の南龍星さん(経済学部3年生)と、幹部の初田響子さん(国際人間科学部2年生)にお話を伺いました。

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――—七夕祭のパフォーマンスの見どころを教えてください

初田さん:今年の七夕祭では、ステージ企画のオープニングでパフォーマンスを行います。 二つの作品を披露するので、それぞれの見どころについて紹介します。まず一つ目はONE OK ROCKの「The beginning」という曲に合わせて披露する、「七夕祭」をテーマにした作品です。書く文字の内容を七夕祭にちなんだものにしていて、どんな年代の人にも楽しんでもらえる作品になっています。特に、書く時の動きの躍動感に注目してほしいです。

南さん:二つ目の作品はコブクロの「君という名の翼」に合わせて披露します。こちらは「高校の学園祭」をテーマにした華やかな作品です。自分が高校生だった頃の、ワクワク感やドキドキ感に満ちた気持ちを思い出せるような内容になっていて、絵も使って表現します。こちらは、1年生の部員がパフォーマンスに参加する初めての作品でもあります。一つ目の作品と、雰囲気が全く異なる点を楽しんでほしいです。また、これは両方の作品に言えることですが、書道パフォーマンスは声と字と動きを連動させるのがすごく難しいので、そこにも注目してもらえたらと思います。

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――—普段の活動の様子を教えてください

南さん:普段は鶴甲第1キャンパスの和室か大教室で、1ヶ月に5回程度・1回3時間くらいで練習しています。普段の練習では、各自で自由に好きな文字を書いたり、お互いに作品を評価し合ったりしています。スキル向上のためというよりは、親睦会的な雰囲気ですね。練習の後に、みんなでご飯を食べに行くこともよくあります。書道研究会の雰囲気としてはまさに「来るもの拒まずさる者追わず」のような感じで、3ヶ月ぶりにひょこっと顔を出す部員もいるんですよ(笑)。

パフォーマンスは、全員参加ではなく、有志の部員で行っています。パフォーマンス前は、参加するメンバーで別に集まって練習を行います。部員が増えてきたので、今後は希望があれば、パフォーマンスの担当箇所を増やしたり装飾を増やしたりして、もっと多くの人数で実施できるようにしたいと考えています。

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――—年間のスケジュールを教えてください

初田さん:年間、4回程書道パフォーマンスのステージがあります。4月の新歓祭、5月に神戸で開かれる「ふれあい中央カーニバル」、7月の七夕祭、11月の六甲祭の四つです。中でも、六甲祭のステージは1年の総仕上げになるので、参加するメンバーはその直前はかなり忙しくなります。普段の練習自体は自由な感じで年中やっていて、あとは、長期休みには旅行に行ったり、年明けには書初め大会をしたりしています。

――—今年の新歓はどうでしたか

南さん:今年は15人程度と、例年に比べてたくさんの新入生が入ってくれました。新歓に成功した理由は、インスタグラムによるSNS広報に力を入れたことと、現2年生が1年生への声かけを頑張ってくれたことだと思います。新歓祭のブースでも、活動内容を説明するというよりは書道研究会の雰囲気を伝えることを大切にしていて、大学相談室みたいになっていた時もありました(笑)。

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――—これからの目標を聞かせてください

初田さん:先輩たちが作ってこられた温かい雰囲気を壊さずに、新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。具体的にはパフォーマンスの機会を増やしたり、文字に英語を取り入れてみたりなどです。やってみたいことはたくさんあるので、みんなと相談していい部活にしていきたいです。

――—最後にメッセージをお願いします

南さん:書道パフォーマンスは、言葉で説明してもなかなか魅力が伝えきれないので、是非実際に見に来て感じてみてほしいです。七夕祭のステージももちろんですし、11月の六甲祭ではかなり大きなパフォーマンスをします。六甲祭は、3年間の思いをこめて披露するので、是非見に来てほしいです。また、最後になりますが、書道研究会は1年中いつでも部員大募集中です。何回生でも他大学の学生でも留学生でも兼部でもオッケーですので、興味のある方はメール・SNSなどでご連絡ください!

――—ありがとうございました。

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◯関連リンク

◯問い合わせ


◯取材を担当した学生のコメント

経済学部3年 前田 真我

何度かパフォーマンスを見たことがあるのですが、部員の皆さんが楽しそうに作品を作り上げていたのがすごく印象に残っています。日本伝統文化の書道を、声と動きと字を連動して一つの作品にするというのはすごく面白いと思いました。七夕祭、六甲祭のパフォーマンスがどんな作品になるのか楽しみです。


※タイトルについて:「墨痕淋漓(ぼっこんりんり)」は筆で書いたものが、生き生きとしてみずみずしいさま。「龍飛鳳舞(りゅうひほうぶ)」は「龍が飛び、鳳凰が舞う」という意味の、縁起のよい言葉です。