神戸大学学生広報チーム・活動報告

メンバーが取材した神戸大学の情報をお届けします!

【キラリ☆神大団体】vol.4 <神戸大学放送委員会> ~自由な発想と個性を生かし発信~

今回取材したのは神戸大学放送委員会(KUBC)。アナウンス部、フリーペーパー部、制作部があり、幅広い活動を行っているようです。部室はたくさんの本格的な放送用機械に囲まれていました。

私たち学生広報チームとは、インターネットラジオ神戸大学Radio!~等神大の私たち~」でともにパーソナリティを務めさせていただく機会もあります。 そんな放送委員会はどのような活動を行っているのか、各部の部長の方にお話を伺いました。

今回取材に応じてくださったのは、アナウンス部部長 山脇楓さん(神戸松蔭女子学院大学文学部3回生)、フリーペーパー部部長 山田萌々さん(文学部3回生)、制作部部長 岡崎祥大さん(法学部3回生)です。

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アナウンス部部長 山脇楓さん

――—主な活動内容について教えてください。

山脇(ア):アナウンス部では、毎週土曜日に集まって発声練習、ニュース原稿の練習や朗読の練習を行っています。また、平日の昼休みの時間帯と夕方に様々なテーマでラジオの配信を行っています(放送委員会のHPのアナウンス部のページから視聴可能)。広報課のインターネットラジオにも出演しています。

山田(フ):フリーペーパー部では、KUBC PRESSというフリーペーパーを年に3回作っています。テーマを決めてお話や小説、趣味などについて部員それぞれが好きなことを書き、まとめたフリーペーパーです。部員は5人と少ないですが、フリーペーパー部じゃない人も加わって書くこともできます。

岡崎(制):制作部では、年4回の作品上映会でドラマ、バラエティ、CMなど色々なジャンルの映像作品を作って、観てもらいます。そのほか、外部から作品制作の依頼もあります。 例えば、選挙権が18才以上になった時は、選挙管理委員会から選挙啓発のCM作成を依頼され、いろんな場所で流されました。また、県からの依頼で里親制度を知ってもらうための動画作成を行ったこともあります。出演からナレーションまで放送委員会の部員で行いました。そして、去年の放送の全国大会であるNHK大学放送コンテストでは、映像番組部門で2連覇、映像CM部門で2位をはじめとするたくさんの賞をいただきました。

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フリーペーパー部部長 山田萌々さん

――—放送委員会に入ったきっかけを教えてください。

山脇(ア):高校のとき放送部だったので、大学でもやりたいなと思っていました。そしてこの神大の放送委員会を見つけ、入りました。ここは、他大学のメンバーも入れるインカレ的な団体で、実際に何人か他大学のメンバーもいます。

山田(フ):もともと何かを作ることが好きだったこともあり、フリーペーパー部なら絵を描いたり文章書いたりと、自分の好きな作ることに携われると思ったからです。そして、アナウンス、制作、フリーペーパーと一つの部門に限らず何でもやりたいことができるのが魅力的でした。

岡崎(制):もともと高校の文化祭で動画制作の経験はあったのですが、はじめは新歓祭で勧誘されて興味を持った程度でした。その後ふらっと部室に来たら高校時代の先輩がいて、入部届を書かされたことが始まりです。ちょっと無理矢理入らされた感じがありましたが、今はとても楽しく活動しています。

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制作部部長 岡崎祥大さん

――—放送委員会に入って得られたこと、良かった経験を教えてください。

山脇(ア):アナウンス部は人前に立つ機会が結構多いと思います。ラジオ、ニュース原稿の発表だけでなく、音楽系サークルのイベントの司会を頼まれることもあります。これらの経験が授業でのプレゼンテーションに役立っていると思いますね。

山田(フ):今までだったら絵を描いてまわりから上手だねと言われる程度でした。でも放送委員会のフリーペーパーは1回に3000部刷るぐらい規模が大きく、映像だったら多くの人に観てもらうことができます。自分がこれを伝えたい、形にしたいと思うものを、いろんな個性を持った仲間と一緒に映像や記事、朗読の形で発信できるので、それがどうやったら多くの人に伝わるかというのを前より考えるようになりました。

岡崎(制):自分で自分の作りたいものを作って人に観てもらい、たくさんの人から感想をいただけるというのが大きいと思います。そうすると「これがよかったんだな」とか、「もっとこうすればよかったんだな」ということを考えて次につなげられます。

――—部長として心がけていることは。

山脇(ア):アナウンス部では部員一人ひとりと向き合う場面が多くあります。人それぞれで個性を持っているので、考えることがとても多い気がします。「多くの人が苦手としていることをもっと練習に増やしてみよう」とか、「最近は難しい練習ばかりやっていたから息抜きの活動をしよう」などメンバーの様子を把握して、常にいろいろ考えながら行動するようにしています。

岡崎(制):できるだけ自由な発想を邪魔せず、自分が作りたいものをそれぞれ自由に作れるような部にすることを心がけています。自由な発想によって面白く、爆発力のある作品が生まれると思っています。

――—伝えることが重要な活動だと思いますが、”伝える”という意味で大事にしていることは。

山脇(ア):自分の身を持って伝えることが大切だと思っています。人との接し方、日本語としての伝え方を身につけながらみんなで高めていきたいです。

山田(フ):デザインを考える時には雰囲気で作るのではなく、文字のフォント、色などで表現を変えたり、ちょっと目を引くものを取り入れてみたりと、伝えたい中身に合わせて工夫しています。せっかく時間かけて作るものだから、私たちが伝えたいことがしっかり伝わればいいなと思っています。

岡崎(制):どう人を撮るかで伝わり方が変わるので、そこを気にしながら撮影します。また、映像に文字をひとつ入れるにもどこに入れるか、何色を使うかでかなり印象が変わって、作品がぐっと変わってくると思うので、そういったことに気を配っています。

――—これからどういう団体にしていきたいですか。

山脇(ア):アナウンス部としては誰にでもわかりやすく伝えられるような放送をしていきたいです。お互い指摘し合いながら、基本的な技術、声の使い方や感情表現の仕方を工夫し、“伝えたいことがしっかりと伝わる”ということを目指していきたいです。

山田(フ):一人ひとりが個性的な記事を書いているので、その部分はこれからも続けていきたいです。そして、書いている内容はバラバラでも、一つの冊子になったときに手に取ってくれた人が面白いと思ってくれるようなものを作っていきたいです。

岡崎(制):自由な発想や個性を大事にし、積極的に発信していってほしいです。そして、発想力を爆発させたような作品と、真剣に伝えたいことが詰まった作品を両立して作っていきたいです。


放送委員会は多岐にわたる活動の中で、一人ひとりの個性を発揮しながら、日々”伝える”を追求し続けていることが、今回の取材で感じられました。放送委員会の作品上映会をのぞいてみたり、ラジオを聞いてみたりすると、もっと放送委員会の魅力を見つけ出せるかもしれません。また、フリーペーパー部ではKUBC PRESSをはじめ、まめプレスという財布に入るサイズの、お店のクーポン付き記事も発行しているとのこと。一度受け取ってご覧になってはいかがでしょうか。

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○取材を担当した学生のコメント:

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経済学部3年 杉岡 祐依

放送委員会の方は多方面で活躍されていることが感じられました。私たち学生広報チームの活動ともつながる部分があり、活動に対する姿勢やどう伝えていくかへのこだわりなど、参考になるお話を聞かせていただくことができました。