神戸大学学生広報チーム・活動報告

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【取材報告】078KOBEと自動車部がコラボレーション! ー映画『僕と彼女とラリーと』試写会ー

 2017年より、毎年神戸市街で開催している市民参加型フェスティバル・078KOBEが、この8月、映画『僕と彼女とラリーと』を通じて、神戸大学体育会自動車部とのコラボレーションを実施しました。このコラボレーションでは、映画で使用された自動車と本学自動車部所有の自動車展示、ならびに映画『僕と彼女とラリーと』の学生向け試写会が、企画されました。荒天のため、高浜岸壁における自動車展示は残念ながら中止となりましたが、試写会は8月14日にコロナ禍に配慮し、学生・関係者のみのクローズドの形で開催されました。ここでは、078KOBEおよび試写会の模様をお伝えします。

※映画『僕と彼女とラリーと』は、2021年11月に開催される「FIA世界ラリー選手権WRC)第12戦フォーラムエイトラリージャパン2021」の開催地である愛知県豊田市岐阜県恵那市を舞台に、モータースポーツ・ラリーに挑戦する若者の姿を描いた作品で、10月1日に全国公開予定です。

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 映画『僕と彼女とラリーと』試写会は、神戸三宮にある劇場、神戸三宮シアター・エートーにて開催され、本学学生や、本学体育会自動車部、京都大学体育会自動車部など、関西圏の大学自動車部の部員が集まりました。まず、映画『僕と彼女とラリーと』が上映され、その後、塚本連平監督と福嶋更一郎プロデューサーによるトークショーが行われました。映画製作の逸話が明かされた後、作中に登場する自動車や映画に関する質疑応答が行われ、自動車部の学生と製作関係者が交流しました。

 078KOBEおよび試写会について、078KOBE共同実行委員長を務める、神戸大学大学院システム情報学研究科准教授の藤井信忠先生、神戸大学V.School客員教授であり、映画『僕と彼女とラリーと』製作委員会のメンバー、また078KOBE実行委員でもある本丸勝也氏、神戸大学体育会自動車部の榎本拓也さんの3名にお話を聞きました。

 

 まず、藤井先生に、078KOBEについてお話を聞きました。

――078KOBEは、どのようなイベントですか?

 078KOBEは、2017年より始まった「実験都市神戸」をコンセプトにしたイベントです。近年、神戸市は人口減少が進んでいるだけでなく、情報化社会の進展により、産業構造にも変化の兆しが見え始めています。そんな中、神戸をあらたな方向性に発展させたいという思いから、このイベントを始めました。078KOBEでは、音楽、インタラクティブ(IT)、EDU(教育)、食、フィルム(映画)、ファッション、キッズ、アニメといった様々なジャンルのイベントを同時開催し、そこで様々な人々が出会い、イノベーションが生まれることを目指しています。特に、若者を巻き込み、若者の力を神戸の発展につなげたいというねらいがあります。今年度は、「密・蜜・Meet’s -もう一度、会ってくれませんか?-」とテーマに掲げ、コロナ禍における密を避けながら、あまーい蜜のような時間を体験していただく、あらたなイベントのあり方を提案できればと考えています。

――078KOBEは11月にも開催を予定されていますが、そのときも大学生が関わる取り組みはあるのでしょうか?

 11月の開催では、今回のフィルムだけでなく、音楽、インタラクティブ(IT)、食、ファッション、キッズ、アニメ、さらに今年から始まるEDU(教育)のイベント開催も予定しています。078KOBEは若者に参加してもらうイベントであると同時に、若者がボランティアとして企画・運営を担うイベントでもあります。神大生にもぜひ参加していただき、いろいろな人と接してもらえればと思います。

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 次に、本丸氏に、試写会についてお話を聞きました。

――試写会、そして自動車部とのコラボレーションはどのような経緯で決まったのでしょうか?

 私が078KOBEの実行委員会と映画『僕と彼女とラリーと』製作委員会のメンバーであった縁で、078KOBEのフィルム部門にて、映画『僕と彼女とラリーと』の試写会を行うことになりました。「078KOBEは学生をまきこんだイベントにしたい」という思いが発足時からあり、試写会にどのような形なら学生に関わってもらえるかを考えたときに、ラリーを題材にした本作と自動車部の大学生のマッチングを思いつきました。そこで神戸大学体育会自動車部にご協力をお願いしたところ、ご快諾いただき、自動車部と078KOBEのコラボが実現しました。

――試写会を終えて、感想などをお聞かせください。

 この試写会を通じて、078KOBEと神戸大学体育会自動車部のつながりができ、さらに神戸大学体育会自動車部を通じて京都大学体育会自動車部とのつながりができたことで、学生とのつながりの輪が、さらに広がったことをとてもうれしく感じています。また、映画の試写会は、製作関係者向けのものとマスコミ向けのものを行った後に一般客向けに行うのが通念ですが、映画『僕と彼女とラリーと』の試写会は、今回の学生向け試写会が初めてであり、製作関係者やマスコミに向けた試写会よりも先に行いました。これはなかなかチャレンジングなレアなケースであり、機会をいただいた関係者の皆様に感謝しています。

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 最後に、神戸大学体育会自動車部の榎本さんに感想を伺いました。

榎本さん:自動車部の顧問の玉置久先生を通じて078KOBEからの依頼を受け、試写会への参加、ならびに車両展示という形で078KOBEに協力させていただくことになりました。普段からラリー活動や「神大ラリー」というラリーイベントの主催を行っている自動車部の部員として、映画『僕と彼女とラリーと』をきっかけに“ラリー”という競技について多くの人に知ってもらえればと思います。

 

関連リンク

  • 078KOBE

078kobe.jp

  • 『僕と彼女とラリーと』公式サイト

bokukano-rally.com

 

記事を担当した学生

  • 文学部 1年 岡島 智宏