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【取材報告】ソフトテニス部がOB・OG会「緑蔭クラブ」を設立し記念総会を開催しました

神戸大学体育会ソフトテニス部がこのほど、全卒業部員を網羅するOB・OG会「緑蔭クラブ」を設立しました。

体育会ソフトテニス部の起源は、神戸大学の前身である神戸高等商業学校時代の1903(明治36)年6月20日に発会した「學友會」にあると、「學友会報」第壱號から読み解けます。卒業部員総数は800名近くになるなか、各世代毎の横の集いはあるものの、全員を網羅した縦のつながりはありませんでした。 「緑蔭クラブ」という名前は当時の練習場であったコート付近が緑に囲まれていたことから名付けたそうです。

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2016年11月26日(土)16時から、設立を記念してOB・OG会「緑蔭クラブ」設立記念総会・懇親会を開催。総会には、OB・OG合わせて約80人が集まり、来賓として顧問教員である経営学部の平野光俊教授も出席のもと、「緑蔭クラブ」の設立が満場一致で承認されました。

17時からは、現役部員も合流し、緑蔭クラブ会長に就任した岩橋幸一さん(1965年法学部卒)の挨拶で懇親会の幕が開けました。岩橋さんは「全卒業生を網羅するというような形をネットワークが現在はなく、以前からこれでいいのかなという気持ちが年々強くなっていました。縦横のネットワークが整えば、OB会全体として、まとまってなにかできそうな気がし、回生の枠を超えて動き出し、設立することができました」と設立の経緯を説明しました。

発起人グループの一人である大久保元博さん(1990年工学部卒)は「当部歴史探訪」と題して、今年が起源113周年にあたることや、男女とも関西学生1部リーグで活躍した実績、1982年インカレ団体戦3位の銅メダル、関西六大学リーグ戦での優勝歴などの主な戦績を発表し、現役部員を鼓舞しました。

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OBからの激励を受け、男子主将の高橋慶丞さん(工学部3年)と女子主将の遠藤瑞月さん(法学部2年)からOB会設立に対する感謝の意を述べ、男子はリーグ2部昇格、女子は3部残留、また2部を目指せるチームになれるよう部員一同尽力すると力強く述べました。

この日は応援団総部吹奏楽部も祝福に訪れ、「栄光は常にわれらに」 そして 神戸高等商業学校時代から歌われ続けている学友会歌「商神」の演奏に合わせて、全員で声高らかに斉唱しました。

最後は、現監督の横田浩之さん(1990年教育学部卒)が「このような機会が得られて本当に良かったと思っております。これからは、さらに現役部員たちも心置きなくソフトテニスに打ち込むことができることでしょう。現役部員たちは学業と部活を両立するべく、一生懸命に部活に対して取り組んでおります。そんな選手たちをぜひこれからも応援していただければと思います」との挨拶で幕を閉じました。

今年度、ソフトテニス部は秋季リーグ男子3部優勝、女子3部昇格と善戦しました。

今後はOB・OG会からの物心両面の支援、OB・OG、現役部員間の交流促進が期待されます。

○取材を担当した学生のコメント:

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経済学部4年 末吉 亮

「体育会ソフトテニス部を取材させていただき、練習も真剣ながらもとても雰囲気が良く、取材の中でも言っていたようにそこがこのソフトテニス部の良い部分だなと率直に感じました。今後も神大ソフトテニス部に注目していきたいし、新入生にも少しでも興味を持ってほしいと思いました」

 

 

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海事科学研究科博士課程前期課程2年 村上 秀隆

「OB・OG部員の皆さんのソフトテニス部に対する想いと、現役部員を先輩として支援していくための行動や言葉は、熱くそして力強さがありました。今後さらに、現役部員とOB・OGの方々が『緑蔭クラブ』を通じて、固い絆で結ばれていくのだと思いました」

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