神戸大学学生広報チーム・活動報告

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【取材報告】遂に得たタイトル 関西からさらなる大舞台へ!神戸大出身芸人・ネイビーズアフロ  ~キャンパスライフ編~

前回は、ネイビーズアフロのお二人にお笑い芸人としてのお仕事や漫才コンテストについてのお話を伺いました。

今回は、神戸大学での学生生活とお二人の今後についてお話を伺います。

 

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――神戸大学に進学した理由を教えてください。

はじりさん:センター試験で思ったよりもいい点が取れたので、神戸大学を受験しました。その時点でお笑い芸人になるとは決めていなかったし、できる限り上を目指した方が将来の選択肢も広がるなと思って。それで合格できたのでラッキーでしたね。今は神戸大学に通えてよかったと思います。6年も通いましたが……好きすぎて(笑)。

皆川さん:ずっとお笑い芸人を目指していましたが、お笑い芸人になるにしても肩書がほしいと思い、大学へ進学しました。神戸大学を選んだ理由は、僕も同じくセンター試験でいい点が取れたから。これは嬉しい誤算やなと思って、2次試験までの1ヶ月間めちゃくちゃ勉強しました。もともと神戸の街自体が好きで、神戸大学は素敵な大学だと思っていたのもあります。

あと、卒業生の方にも、テレビ局の局員や著名人など、テレビ業界に携わる人がたくさんいます。社会に出てから実感しましたが、同じ大学出身だとめちゃくちゃ親近感が湧くんです。そこでいろいろなつながりができるので、ほんまに神戸大学出身でよかったなと思います。同じOBの佐々木蔵之介さんに会って、インタビューできたのは嬉しかったですね。

――在学中からお笑い芸人として活動されていると、学生生活との両立は大変ではなかったですか?

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はじりさん:家がある京都から神戸の大学に行って、授業が終わったらオーディションやライブに出るために大阪に行って、また京都に帰るという生活だったので、移動は大変でした。お笑い芸人をやっていることを友達や教授にはあまり言っていなかったので、オーディションがあって早退するときは「ボランティアです」って言っていましたね(笑)。

皆川さん:周りからめっちゃいい奴やと思われてたんちゃう(笑)。当時は自主的に出ていたオーディションやライブが多くて、ほとんどが夜にあるものだったので、それほど大変ではなかったと思います。大学の授業の後、部活やサークルに行くような感じです。学業との両立ってどんなことでもできると思うので、大学生の期間は学校の授業だけじゃなく、他にも挑戦するいいチャンスやと思いますね。

――神戸大学での学生生活で特に印象的だったことはありますか?

 はじりさん:工学部のキャンパスまで歩いて通っていたので、坂がめちゃくちゃしんどかったです。夏場は汗だくになっていました。なんとなく理系の学部に興味があって、その中で身近な感じがした建築学科に決めたんですけど、授業は楽しかったです。10年後の家を想像してレジュメを作成する授業があって、僕は「10年後のドラえもんの家」っていう少しふざけたものを提出しました。それがなんと先生が選ぶ上位3人に選ばれて、みんなの前で発表することになってしまったんです。物静かでお笑い芸人をやっているなんて思われていなかった僕が、急に「10年後のドラえもんの家」の発表をした時には、めちゃくちゃすべりましたね(笑)。

あとは仲のいい友達と旅行に行ったり、友達の家によく集まって勉強したり遊んだりしていたのも印象的ですね。

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皆川さん:所属していた発達科学部(※現国際人間科学部)の人間行動学科は、横のつながりがとても強くて、みんな仲良しでしたね。50人ほどの学科で、ほんまに高校の1クラスみたいな感じなんです。入学式の後、1人ずつみんなの前で挨拶した時に「吉本に行きます」と言ったのを覚えています。学科のメンバーで卒業旅行にも行ったし、今でも集まる機会があって、大学でのつながりが続いているのはいいなと思います。

ゼミは、お笑いをしながら卒業論文を作成したいという僕の思いに、一番理解を示してくれた先生のゼミを選びました。その先生は、NHK上方漫才コンテストで優勝した時もメッセージをくださって、すごく嬉しかったですね。

――今後の目標を教えてください。

はじりさん:当面の目標は、M-1でいい成績を残したいということですね。

皆川さん:小学校の卒業アルバムに書いた「M-1優勝」を実現したいですね。去年までは、関西の大会で何か一つ優勝することが目標やったんですけど、それが達成できたので、今はM-1に向けて頭を切り換えています。また、マネージャーのおかげもあり、全国放送の番組にも呼んでいただけるようになってきたので、また次も呼びたいと思ってもらえるように頑張りたいですね。

あとは、六甲祭神戸大学の学校祭)に呼んでもらった時、見に来てくれた方に「僕らのことを知ってますか?」って聞いたら、結構な人数の方が僕らのことを知ってくれていたんです。それが嬉しかったので、もっと認知度を上げて、神戸大学の後輩たちが当たり前に知っているような存在になりたいです。

――最後に、神戸大学の学生や、これから神戸大学を目指す中高生に向けてメッセージをお願いします。

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はじりさん:やりたいことをやっていただけたらと思います。今失敗しても取り返しのつかない失敗は少ないと思いますし、いつでも別のことに挑戦できます。あまり深く考えず、何事も恐れずにチャレンジしてほしいと思います。

皆川さん:大学に進む方が、間違いなく将来の選択肢は広がるし、人とのつながりもできると思います。進学するとお金がかかったり、親御さんに面倒をかけたりするかなと気にしてしまうかもしれないですが、社会人になったら恩返しをするという約束の下、できる限りで親御さんに支えてもらって、大学に進むのがいいと思います。

あと「勉強なんかできなくても社会でうまくやっていけるよ」っていう人もいますけど、それは勉強した人が言うから意味があると思うんです。だから学生の間にできるだけ勉強をして、やるべきことをやってから、そのようなことが言える人になってほしいと思います。

 

 

お二人とも、貴重なお時間をいただきありがとうございました!

 

 

〇取材を担当した学生のコメント

テレビやYouTubeの世界で見ていた方々に直接お会いでき、インタビューできたことは本当に嬉しかったです。とても楽しい時間で、お二人のお話にとても引き込まれました。多くの方々とのつながりを大切にしながら、常に目標を掲げて頑張っておられるお二人から改めて大切なことを思い返し、学ばせていただくことができました。これからも応援しています。お忙しい中ありがとうございました!(経済学研究科修士2年・杉岡)

 

 

関連リンク

  • 前編の記事はこちら

kobeu-stu-prt.hatenablog.com