神戸大学出身のお笑い芸人「ネイビーズアフロ」さんに取材させていただきました!
お二人は、昨年10月に行われた第50回NHK上方漫才コンテストで優勝し、大変勢いのあるコンビです。
取材の内容を「芸人のお仕事編」「キャンパスライフ編」の二本立てでお届けします。今回は、お笑い芸人になったきっかけや、お仕事について伺います!
――お笑い芸人になったきっかけについて教えてください。
皆川さん:小学生の頃になんばグランド花月で漫才を見て、芸人に憧れをもちました。それからはずっとお笑い芸人になりたいという思いが強くて、将来の仕事として他の選択肢は考えられなかったですね。
はじりさん:皆川に誘われてから、オーディションを受けたりライブに出たりして、それがきっかけで芸人になろうと思いました。
――お二人でコンビを組まれたきっかけは?
皆川さん:はじりとは同じ高校で、高校生の時から漫才とかしてたんですけど、二人とも別の相方としてたんですね。だから大学に入ってから、一緒にお笑いのオーディションを受けてみないかと誘いました。ちょうど国文キャンパス(鶴甲第一キャンパス)の食堂です!
――周りの方が就職していくなかで、芸人以外の仕事は考えましたか?
皆川さん:僕は先ほども言ったように、ずっと芸人に憧れていたので、芸人以外の選択肢は考えなかったですね。
はじりさん:大学時代は、お笑いを本気の部活みたいな感覚でやっていたので、その延長線上に今いるっていう感じですね。「うまくいかなかったら他の仕事を探せばいいや」くらいに思っていたので、そこまで不安は感じなかったです。
――ここからは上方漫才コンテストについて伺いたいと思います。NHK上方漫才コンテスト優勝おめでとうございます!優勝までの経緯をお聞かせください。
皆川さん:関西にはテレビ局ごとに漫才コンテストがあって、大阪で活動している漫才師はみんな、まずは何かタイトルを取ることを目指すんですよね。僕らもそれを目指してて、決勝まで行くけど優勝できひんみたいなのがずっと続いていたところ、やっと今回優勝できたっていう経緯です。
――優勝前後でお仕事や周りの方の変化はありましたか?
はじりさん:こういう感じで取材してもらうとか。でも何か大幅に変わったことはないですね。
皆川さん:もともと去年の頭の時点で、関西の番組でレギュラーをもたせていただいていたので、優勝がきっかけで、ということはあまりないですね。ただ、こういう取材に呼んでもらうときに「コンテスト優勝」という言葉が一個あるだけで、取材する方のモチベーションがあがるように感じます。テレビ番組などで名前を呼ばれるときも、「○○で優勝した」っていう肩書ができた気がします。
――人を笑わせることはすごく大変だと思うのですが、お仕事で大変なことはありますか?
はじりさん:たくさんいる芸人の中で、テレビに出たり、お金を稼いだりする方法を考えなきゃいけないし、やらなければいけないことが多いですね。でも一概にこうしたらいい、という明確な基準はなく、常に不安はあります。賞レースでも賞を獲るのは一組だけなので、勝ち抜いて優勝するためにはどうすればいいか、そこを考えていくのが大変なところかなと思います。
皆川さん:数で言うと、同期が700~800人くらいいて、今も残ってるのは40人もおらんのちゃうかな? 10年続けられるのがそのくらいです。この年になって、周りの人がどんどん結婚して家庭をもっていくのを見ると、お金のことはやっぱり心配ですね。保証がないし、仕事がなければゼロ円なので。怪我でもしたら大変ですしね。
――そうですね。逆に、仕事をしていて楽しいことは何ですか?
はじりさん:漫才をやってウケたらもちろん楽しいですし、一緒に出ている人も面白いです。みんなで面白いことしようって言ってやってるので、基本的にはずっと楽しいですね。
皆川さん:そうですね、常に楽しいですね。僕は小さいころから芸人に憧れていたので、「今なんばグランド花月に立ってるな」とか、「楽屋に普通にいるんや」って思うと感慨深いです。あと、やっぱり有名人に会ったときは楽しいですね。一般人がテレビ局とか劇場に紛れ込んで、「芸人さんや!有名人や!」ってはしゃいでいるような感じです(笑)。
――ありがとうございます。
芸人のお仕事編はいかがでしたか?
キャンパスライフ編では、神戸大学での思い出や今後の目標について語っていただきました。ぜひ、ご期待ください!
〇取材を担当した学生のコメント
お二人とも、とってもお話が面白くてプロの方はすごいなと実感しました!また、どの質問にも真摯に答えていただきありがとうございます。お忙しいところ、直接お話を伺えて、貴重な経験になりました。ありがとうございました。(法学部2年・中尾)
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