神戸大学学生広報チーム・活動報告

メンバーが取材した神戸大学の情報をお届けします!

夏休み☆受験生応援企画!~学生広報チーム1年生×難関国公立大学合格専門塾 志信館塾長・堀内さん~

いよいよ夏休みですね!受験生にとって「勝負の夏」とも言われる夏休みに、学生広報チームから特別対談企画をお届けします。

ゲストにお越しいただいたのは、志信館で塾長を務める堀内さんです。工学部のOBで、神戸大学を目指す高校生を応援したい!と、この対談に参加してくださいました。

学生広報チームからは1年生が2名、実践していた勉強法や神戸大学の問題の特徴などをお話しします!ぜひご覧ください!

 


プロフィール

堀内 祥次 大阪府立桜塚高校→神戸大学工学部OB。追い込み型。逆転合格。
岡島 智宏 三重県上野高校神戸大学文学部1年。コツコツ型。
村上 優佳 福島県立福島高校→神戸大学国際人間科学部子ども教育学科1年。バランス型。

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勉強法について

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堀内:さっそくですが、二人が受験勉強で大事にしていたことは?

岡島:きちんと睡眠をとることです。周りが夜遅くまでやっていると、「自分も遅くまでしないと」という気持ちになってしまいがちですが、惑わされずに自分に合った生活リズムを守ることを意識していました。

村上:○○大学に合格するという目標を決めたら、共通テストと二次試験が何点で合格できるのかを調べて、それと現状を比較して計画を立てました。また、1日勉強した後に、前日よりもわからない部分が減って、自分が成長しているかどうかをチェックしていました。

堀内:自分がどれだけ成長したかを確認するのはすごく大事ですね。それができないと「あれだけ勉強したのに伸びてない」っていう状況になったり、わからない部分をそのままにして突き進んだりしてしまうんです。モチベーションを維持するためにも、成長の実感が必要になります。
具体的なアドバイスとしては、夏休みの間にわからないこと・苦手なことを整理したら、ノートなどにまとめて書いておくこと。そして寝る前にノートを見て、今日できるようになったことを自覚してから次に進むのが良いと思います。

村上:私は数学がとにかく苦手で、問題を解く以前に、問題を理解することからできていませんでした。そこで、まずは基本的な定義を昔の人はどうして作ったのかとか、この公式はどう展開されてできたのかなどを調べました。そうすることで問題が理解しやすくなって、結果にもつながったので、数学が苦手な人は一度試してみてほしいです。

堀内:周りに影響されすぎずに、自分の身の丈に合った勉強法や参考書を選ぶのが大事ですね。

神戸大学の問題の特徴

堀内:神戸大学の問題の特徴として、難問や奇問はほとんどなくて、標準的な問題が多いです。配点に極端な偏りがあるわけではなく、幅広い教養がある人を求めているんじゃないかと僕は考えます。二人は実際にどうでしたか?

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岡島:国語の現代文が長いと感じました。読む力はかなり必要になるかと思いますが、論理的に考えて読めれば問題ないと思います。夏までは記述を頑張って、共通テストの勉強は秋からでも間に合います。記述は、大事なことは抽象から具体に言い換えたり、難しい言葉を使うのではなく本文の表現をつないだりして、徐々にテクニックを身に着けていきました。数学もだいたい毎年同じ傾向なので、対策しやすいと思います。

村上:私は後期受験でしたが、小論文に志望動機を書く問題がありました。事前に学部や学科のホームページを見て、アドミッションポリシーや学部の理念などを知っておくと良いと思います。モチベーションのアップにもなります!

モチベーションのあげ方

堀内:モチベーションの話が出たけど、二人はモチベーションが下がったときはどうしてた?

岡島:気が向かなくても、とりあえず机に向かってみる。塾や学校などに行けば誰かがいて頑張っているので、その姿を見て頑張ろうと思いました。でも今考えると、もう少し自分なりの方法があったらよかったと思います。

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村上:時間を決めて好きなアニメや本などを読んでいました。例えばアニメは17時から、本は9時30分からなどルーティーンを決めることで、ちょうど良い気分転換になります。アニメはYouTubeだとついつい他のも見てしまうので、30分で終わるやつを録画してテレビで見るよう工夫しました。

堀内:私がお勧めするモチベーションアップの方法は、自分が合格した姿を明確にイメージする事。受験で大事なのは、何としても神戸大学に絶対合格したい!不合格なんてあり得ない!と強く思う事。その為に、合格発表のシーンをカラーで見えるくらいにリアルに想像する。周りの家族が喜んでくれて、先生に報告して喜んでくれて、と想像することです。ちょっと前向きになりませんか。

受験生にメッセージ

岡島:英語も国語も数学も共通して、論理的に考えて書くことがコツです。自信のない難しい言葉を使うのでなく、自分がわかる言葉で書くこと。また、勉強法などはあまりネットに頼りすぎずに、困ったら自分のことをよく知っている学校の先生や塾の人などに聞くことをおすすめします。

村上:試験の形式が変わろうが、マーク式・記述式だろうが、目先の問題形式に必要以上に惑わされる必要はありません。基本的な学力が身に着いていれば、何が出ても対応できるはずです。それを意識して、自分のレベルに合わせて一歩ずつ進めていたら、あとは時間配分とかだけを意識すれば対応できるので、常日ごろ自分が何をできて何ができないかを意識して、頑張ってください。

堀内:今年はオリンピックイヤーで、見ている方も多いのではないでしょうか。オリンピックで人の頑張っている姿を見たら感動しますよね。受験は自分の百年に一度のオリンピックだと思って、自分が感動するくらい頑張ってほしいです。そして自分の頑張りは、学校の先生や周りの人に感動を与えられると思います。
百年に一度のオリンピックは今年!そんな心構えで、最後まで頑張ってください。

 

いかがでしたか?
この記事が、受験生のみなさんに少しでも参考になれば嬉しいです!
読んでいただきありがとうございました。

 


〈堀内祥次〉

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2004年神大工学部卒。新卒で株式会社ウィルに入社。
2014年から新規事業で立ち上げた学習塾「志信館」の塾長に。

7・8年に1人ほどしか神大合格者が出ない高校を卒業。
受験当時、進路指導の先生には私立大学を勧められていた。周りも次々と私立大学を目指す。
そんな中、堀内の背中を押してくれたのは担任の先生だけだった。
「堀内なら絶対に合格できる」
彼女は、ミュンヘンオリンピックに出場したこともある、バレーボールの元日本代表選手。
あのとき挑戦できたのは、信じてくれた先生がいたから。
だからこそ今、生徒にも意志を持って果敢に目標に挑み、「挑戦するからこそ成長する」人生を送ってほしいと思う。塾生の合格を信じ、全力で応援している。

 

 

 

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