うりぼーロードの計画に関わった森本政之先生は、現在、神戸大学の男女共同参画推進室のコーディネーターをされています(※)。いったいどんな部署なのでしょうか?森本先生に、その活動内容についてもお話を聞きました。
(※:取材当時。2018年3月末で退職されました。)
――—男女共同参画推進室とはどのような部署ですか?
男性も女性も対等に、個性や能力を発揮することが大切です。その「男女共同参画」を実現するために、神戸大学男女共同参画推進室ではさまざまな取り組みを行っています。活動を通して、女性研究者の在籍数、採用率や役員数などを増やすことを目指しています。
――—具体的には、どのような活動を行われているのでしょうか?
主には、教職員を対象とした活動やイベントを行っています。例えば、国際学会での発表スキルを上げるためのセミナーや、男女共同参画に関するシンポジウムを開催したりします。また、学内には教職員の子どもを預けられる保育室があるというのも、重要なポイントです。女性の仕事と家庭をサポートする設備が整っています。昨年度からは学生も利用できるようになりました。
次世代の理系女性研究者を育成する活動もしています。女性も理系分野に興味を持って学んでもらえるよう、さまざまなイベントを開催しています。近年は「理系志望の女子高校生向けのオープンキャンパス」を特別に開催したり、女子中高生を対象に、関西の5大学と連携して「関西科学塾」を開催したりしています。
いろいろと難しい面もありますが、今後も様々なプロジェクトを行っていきたいと思います。
――—森本先生、たくさんのお話を聞かせていただきありがとうございました。
◯取材を担当した学生
- 文章:経済学部4年 杉岡 祐依
- 写真:発達科学部4年 船越 茉莉
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