※前編はこちら
疑問③~裏話~
――—その他に、うりボーロードにまつわるエピソードはありますか?
松田さん:看板はね、私が作ったんですよ。ただ、作ったと言っても、フリーのフォントとイラストを使って、それを並べてレイアウトしたっていうだけなんですけどね。そのフリーのイラスト素材はweb上に掲載されていたんですけど、使うにあたって著作権者の方に一応説明をして了承を得たんですよ。
――—看板を作るのにも、いろいろ大変なんですね。
松田さん:(笑)。あと、看板とかのデザインって、普通「イラストレーター」というソフトを使うものらしいんですけど、イラストレーターって普通の大学事務職員のパソコンに入ってないじゃないですか。
上杉さん:入ってなかったっけ?
松田さん:事務では、普通使わないじゃないですか(笑)。
上杉さん:あ~そうやな。
松田さん:先にワードで作って、PDFに変えて、業者さんとやり取りをして。そこで業者さんに「やっぱりイラストレーターでちゃんとしたデータを送ってもらわないと、キレイにできないよ」と言われたんですね。当時、体験版の15日とか、2週間とか使えるものがあったので、それをダウンロードするタイミングを見計らって作って(笑)。それで、出来上がったものを何ヵ所かに設置しました。
上杉さん:入り口や、道の途中にもあるね。あと、あの看板って何種類かあるよね。 松田さん:ありますよ!縦長のと、横長のと、あとは矢印が入ったもの。3、4種類作ったかな?キャッチーなものにしたかったんですよ。
――—キャッチーな?学生の目に留まるようにということですか?
松田さん:そうそう。あと、文章をシンプルにしました。そのへん、学部長の森本先生にその都度「これでいいですか?」「これでいいですか?」って持って行って確認していただいた記憶がありますね。
疑問④~神戸大学とうりぼう~
――—私は神戸市内でイノシシやうりぼうに何度かあったことあるのですが、まだ学内ではなくて。お2人は、学内でうりぼうを見たことありますか?
上杉さん:まぁあるよね、母親のイノシシとうりぼうを。春ぐらいかな?
松田さん:寒い時期から春にかけてですよね。夏場は出ないですから。
上杉さん:小さい、小さ~い、かわいらしいうりぼう。
――—両手に載るぐらいの大きさで、モフモフしてますよね。
上杉さん:ミミズが結構いるから、それを食べに色んなところに出没していたね。植木のところとか、よく穴を掘られてました。
――—大学で何かイノシシ対策のようなことはされているのでしょうか?例えば、当時工学部で行っていたことはありますか?
上杉さん:う~ん、「危ない」ってしょっちゅう言っているし、大体の学生は慣れているから「餌をやるな」とかそんな細かく注意はしなかったかな。
松田さん:そもそも、イノシシがいるのがありふれた日常なんですよね。他の大学だったら、イノシシを見つけたら目撃情報とかが事務に連絡来たりするんですけど、ここはもう日常的にいる所なんで。1回サルが出た時だけ連絡がきましたが、イノシシ如きでは今更連絡が来ないんですよね。
――—確かに、イノシシはどこにでも出る、ありふれた日常。
上杉さん:ネコみたいなものですかね(笑)。
――—最後にうりボーロードを使う全ての人に向けて、メッセージをお願いします。
上杉さん:安全に使ってください。うりボーロードには少し上がっているところがあるので、危ないですから歩きスマホはやめましょう。
――—素敵なお話、ありがとうございました!
◯取材を担当した学生
- 文章:発達科学部4年 船越 茉莉
- 写真:工学部3年 元山 愛梨
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