神戸大学学生広報チーム・活動報告

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【留学生インタビュー】~Youは何しに神大へ~ vol.7(台湾からの留学生)

今回インタビューしたのは、台湾出身で神戸大学法学研究科に留学中の趙永瑄さんです。趙さんは台湾の弁護士資格を持ち、台湾の法律事務所で弁護士として働いていたご経験もあるというすごい方。現在は神戸大学で、民事訴訟法を専門に勉強していらっしゃるそうです。そんな趙さんに、神戸大学での学生生活や進路のことなど色々お話を聞いてきました。

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――—日本で勉強しようと思った理由を教えてください。

日本に留学することを決めたのは、日本の文化やドラマが大好きで、日本語の能力を向上させ、視野を広げたいと思ったからです。特に、人生で1回の出会いにもかかわらず相手に精一杯尽くすという意味の「一期一会」という日本語の言葉が好きですね。あと、日本のドラマは主に法律系と恋愛系が好きで、『刑事専門弁護士99.9』や『リーガル・ハイ』、『花より男子』が好きです。

――—日本で数ある大学の中で神戸大学を選んだ理由を教えてください。

神戸が好きだからです!神戸は海と山の距離が近くて綺麗です。異人館や舞子公園など美しい場所が多いですね。お菓子も美味しいし、いつか住めたらいいなと思っています。あと、民事訴訟法の青木先生の授業も履修してみたいと思ったからです。

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――—日本での生活は楽しいですか。

楽しいです!今は居酒屋で接客のアルバイトもしていて、そこでは学生だけじゃなくて社会人の方とお話できたりするので、色々な人と会うことができて楽しいです。アルバイトをすることで日本語の能力、特に敬語の能力が上がりました(笑)。あと、福岡、長崎、北海道、広島など日本の色々な場所に旅行するのも楽しかったですね。

――—でも正直、大学への毎朝の登山はしんどくないですか?

最初は辛かったけど、慣れました。今は痩せられるから幸せです(笑)。

――—台湾の大学と、日本の大学の違いを教えてください。

日本の教科書は値段が高くてびっくりしました。台湾はもっと安いです。あと、台湾では授業中にご飯を食べることができたり、Bubble tea(タピオカミルクティー)を飲めます。至る所に無料の給水機もあります。神戸大学ではお茶が無料なので、それは嬉しいですね。また、これは日本独特だと思いますが、うりぼーみたいなマスコットキャラクターは台湾の大学にはありません(笑)。あと、日本の就活のシステムは面白いですね。台湾では決まった時期とかはなくて、会社によって面接の時期はばらばらです。

――—台湾の魅力を教えてください。

台湾の食べ物は安くておいしいです!台湾に行くなら、ぜひ夜市へ行くことを絶対お勧めします。美味しいものがたくさんありますので。私が特に好きな台湾料理は蛋餅(ダンピン)と牛肉麺と小籠包です。あと、台湾は親切な人が多いですね。日本のことが好きな人が多いです。それに、交通費がすごく安いです!バスは55円しかかからなくて、どんなに長い距離乗ったとしても100円は超えません。

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牛肉麺(左)と蛋餅(右)

――—最後に、今後の進路について教えてください。

今年の9月に1年間の留学を終えて、台湾に戻ります。希望としては法律事務所で日本と台湾の案件を扱いたいですが、日本の弁護士資格は持っていないので、法律事務所で働くなら台湾で働くことになるでしょう。でも、日本で就活してみたい気持ちもあるので、就活するなら法律やビジネスを扱っている会社に入りたいです。

――—趙さんありがとうございました!


◯取材を担当した学生のコメント

法学部2年 北浦 里紗(取材担当)、文学部3年 小林優奈 (カメラ担当)

とても気さくな方で、インタビューしていてとても楽しかったです。また、大阪よりも断然神戸が好きだという趙さんの神戸愛は、嬉しかったです。

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