神戸大学学生広報チーム・活動報告

メンバーが取材した神戸大学の情報をお届けします!

【キラリ☆神大団体】Vol.9 馬術部 ~馬とともに過ごす日々~

今回取材したのは神戸大学馬術部。知ってはいても、どんなことをしているのかよく分からないという方も多いと思います。主将の伊藤さんにお話を伺いました。

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――—馬術部での活動を教えてください

馬術部では朝6時半から1時間ほど馬に乗る練習をし、馬の手入れや掃除などをし、その後それぞれが授業に行くという流れで、日々の練習の中で大会を目指して活動しています。

活動は主に朝で、馬が休む日を除き毎日です。その他に、部員が交代して夜に馬にご飯をあげたり世話をしたりします。部員数は16人です。

――—大会とはどのようなものですか?

3~8月にかけて大きな大会が4つほどあります。年間では10回くらいです。大きく分けて2種類の競技があり、速さを競い順番に障害を飛んでいくものと、フィギュアスケートのように決められた道順をたどって、いかに馬が美しく動くかというものがあります。

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――—馬について教えてください

馬は馬術部のところにずっと住んでいて、全部で9頭います。

馬術部では1頭の馬に2人ほど担当が付いていてお世話をします。僕が担当しているのは「シンバル」という名前の9才の馬で、賢くて人のことを覚えてくれたり、言葉にもよく反応してくれます。シンバルは一時期障害を跳ばなくなったこともあったけれど、1年間担当について練習や世話をしていくうちに、ようやくしっかり飛ぶようになり、最近は大会で完走できるようにもなって、それはとても嬉しいです。馬も障害を飛ぶのが怖くなることもあるので、心に何かトラウマがあったのかなと思います。1年以上担当についていると、だんだん心が通い、仲良くなってくるのがわかります。

――—馬術部の活動で楽しいこと・大変なことは何ですか?

動物と関われるのは馬術部だけだと思うし、馬とどんどん仲良くなっていけて、一緒にやっていく感覚がすごく楽しいです。一方で生き物を相手にしているので活動頻度などは多く、大変なこともありますが、馬に乗ったり障害を跳び越えたりというのはなかなかできないことで、大学外の乗馬クラブなどに行くとお金がすごくかかるので、大学生活で「何か新しいことがしたい!」と思っている人は、ぜひ馬術部に来てもらえたらと思います!!

――—ありがとうございました。

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たくさんお話を聞く中で、伊藤さんは馬に愛情をたくさん注いでいて、その思いが伝わって来ました。馬と心が通っていくというのは本当にうれしいことで、なかなか経験できないことだと思いました。取材の中で馬と触れ合うこともさせていただき、とてもかわいくて癒されました!!少しでも馬や馬術部に興味のある方は、ぜひ見学に行ってみてはいかがでしょうか。

  • 文責:伊藤 史佳(工学部3年)
  • カメラ:廣岡 千晴(経営学部3年)