神戸大学学生広報チーム・活動報告

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【取材報告】「ドリームサテライトプロジェクト」プロジェクトマネージャー・大島逸平さんにインタビューしました

2017年6月、一般社団法人航空宇宙振興会「夢宙(むちゅう)」(以下、「夢宙」)は宇宙航空研究開発機構JAXA)と人工衛星打上げ契約を締結し、打上げが確定されました。

今回はその人工衛星の打上げについて、「ドリームサテライトプロジェクト」プロジェクトマネージャーであり、大学院海事科学研究科に所属しておられる大島逸平さんに、学生広報チームメンバーがお話を伺いました。

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海事科学研究科・大島逸平さん

――—本日はよろしくお願いします。まず、「ドリームサテライトプロジェクト」とはいったいどのようなプロジェクトなのでしょうか。

「ドリームサテライトプロジェクト」とは、民間の個人がそれぞれ1万円ずつを出し合って共同オーナーとなり、自分たちの人工衛星を打上げるプロジェクトです。現在クラウドファンディングも行なっており、共同オーナーを募集しています。

――—「ドリームサテライトプロジェクト」を始められたきっかけを教えてください。

もともと宇宙工学には興味を持っていて、サークル活動で神大生や他の大学生と一緒に探査ローバーなどの作成はしていました。神戸大学として人工衛星を打上げたいと考えていましたが、現実的には予算や設備・メンバーが必要で厳しく、途方にくれていたところ、大学外に想いを同じくする仲間ができ、行動を起こしました。また一般の方にも興味を持ってもらいたいという思いから、1000人が1人1万円を出し合って人工衛星を打上げよう、という「ドリームサテライトプロジェクト」を始めました。

――—打上げる予定の人工衛星はどのようなものですか。

だいたい10センチメートル角の、超小型サイズの人工衛星です。この人工衛星にはケーブルレス技術確立に近づくためのシステムを搭載したり、高集積回路太陽電池を実装したりして宇宙での性能実証を行う予定です。また、人工衛星の運用にはアマチュア無線を用います。アマチュア無線の免許を持っていると、人工衛星に向けて電波を飛ばしたり、逆に電波を受信したりすることができますよ。

――—今後はどのような活動をしていきたいですか。

今回のプロジェクトが成功したら、一般の人々も利用できるような、もっとエンターテインメント目的の人工衛星を開発してみたいですね。例えば、流れ星を流したりとか、プロポーズの手段に使ったりとか。

――—みなさんに一言コメントをお願いします。

自分のやりたいことはやりたいと思った時にやっておいた方がいいです、絶対に!

――—ありがとうございました。

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