近年、各地で地元を宣伝するPR大使が誕生しています。今回は今年8月に京都の3代目「京田辺玉露レディ」に就任した国際文化学部3年生の原田有希さんに話を伺いました。
――京田辺玉露レディに応募しようと思ったきっかけを教えて下さい。
国際文化学部は、全国各地から来ている学生が多く、京都出身と言うと「京都に行ってみたい」、「京都いいよね」と言ってもらえたり、私が短期留学でカナダとオーストラリアに行ったときにも、多くの外国人の方が京都に行ってみたいと言ってくれて、京都の良さを再認識しましたし、もっと京都の魅力を知ってもらいたいなと思ったのが応募のきっかけでした。
――具体的にどのようなお仕事をされるのですか?
まだ数回しか活動していないのですが、サッカーJリーグ・京都サンガの試合で玉露をPRしたり、京田辺市の駅で交通安全を呼びかけたりしました。今後は地域の市民文化祭や宇治茶まつりでのPR活動なども行う予定です。(※2016年9月取材時点)
――玉露の魅力を教えて下さい。
日本茶の中で玉露は最高級品で、渋みがなく旨味や甘味の強い点が特徴です。外国人の方にも気軽に飲んでもらえると思います。
――活動していてよかったなと思うことは?
今まであまり接する機会のなかった方々との繋がりが増えたことですね。活動の中で年配の方だったり、京都サンガでの活動の時にはサポーターや選手の方々とだったり、こういう経験は京田辺玉露レディでしかできないことだなと感じました。本当に貴重な経験をさせていただいています。
――以前に七夕祭(神戸大学で行われる学生主催イベントの一つ)で浴衣美人コンテストに出場されていましたね。
そうですね。私自身あまり人前に出るのは得意ではないのですが、浴衣美人コンテストに出場させていただいたおかげで人前に出る度胸は身についたと思います(笑)。
――1年半の任期を通して、どのようになっていたいですか?
玉露についてもっと勉強して、多くの人に魅力を伝えられるようになっていたいです。また多くの人と関わるなかでコミュニケーション能力を養い、社会に出ていくときに活かしていきたいなと考えています。
――最後に神大生、それからこれから神戸大学に入学する人に向けてメッセージをお願いします。
新しい世界に積極的に飛び込むことで人とのつながりも増えますし、自分の成長にもつながるはず。積極的に何事にも挑戦していってください。
○取材を担当した学生のコメント:
経済学部4年 末吉 亮
「初めての取材でしたが、神大には本当にいろんな人がいるなと再認識しました。原田さんは1つ下の学年ですが、本当に多くの事に積極的に挑戦されていて、自分自身も見習わないといけないなという気持ちになりました。今後の活躍を注目するとともに、応援していきたいと思います」
海事科学研究科博士課程前期課程2年 村上 秀隆
「ヒトって変われるんだなと取材を通して実感しました。原田さん自身も、人前に立つことはあまりなく、学業やバイトで忙しい日々だったそうです。神大生がこうして活躍している姿を見ると、自分自身も負けていられない気持ちになりました。今後のご活躍に、目が離せませんね!同じ神大生として応援していきたいと思います」