神戸大学学生広報チーム・活動報告

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【取材報告】伝統と革新を学生の力で 第65回三商ゼミ発表会が開催されました

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経営学部長の國部克彦教授による挨拶

11月28(土)、29(日)、三商ゼミ発表会が神戸大学六甲台第一キャンパスで開催されました。「三商」とは旧三商大である神戸大学一橋大学大阪市立大学のことを指し、日頃の研究成果を発表する場で、今年で65回目。運営・企画・広報は各大学の学生代表者を中心に行っています。3大学から約70ゼミ、660人の学生が参加し、熱い議論を交わしました。

28日の開催式では、経営学部長の國部克彦教授から「ここまで長く続けてこられているのは意義深いこと。卒業後、日本の経済を担っていく皆さんは学んできたことを実践で活かさなければなりません。2日間のイベントではありますが、今後も継続して交流を深め、有意義なものとなるよう祈ります」と挨拶。続いて一般社団法人凌霜会の一木仁事務局長から「三商大のシンボルである水島銕也先生がグローバル教育、実学を築いてきたという人間としての熱さを学び、日本の実業界を引っ張っていってほしい。2日間頑張ってください」と激励があった後、代表者の高らかな開会宣言により幕が開けました。

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A組では、神戸大学経営学部の三矢ゼミと梶原ゼミ、大阪市立大学商学部の石川ゼミが参加し、計6班が発表。13時30分の開始から約4時間半にわたり日本社会をより良くしようと同じ志を持つ学生同士が、研究を通して交流を思う存分楽しんでいました。

三矢ゼミは「強い企業はなぜ強いのか」というテーマのもと3班がそれぞれ企業をピックアップし、実際に社長に話を聞きに行ったり、その会社のサービスを受けてみたりと企業に触れることで学生が肌で感じたことや生の声を活かしたユーモアあふれる発表でした。梶原ゼミは「ダイバーシティマネジメント」を取り上げ、年齢や性別などの属性の多様さによるコンフリクトやパフォーマンスに及ぼす影響を発表。「現実世界とのギャップがあるのでは?」と、鋭い意見が飛び交うなど積極的な意見交換が目立ちました。一方、石川ゼミは、「財務分析による企業比較」という観点から2班がそれぞれアパレル業界、ゼネコン業界における将来の業績や倒産の可能性を数値で詳しく分析。石川ゼミの学生が作成したグラフに対し、賞賛の声が上がるなど学生らしい和気あいあいとした雰囲気でした。

「開会式で多くの学生が一同に会した光景を見て、この日を迎えられたことに感動しました」と三商ゼミ運営代表で経営学部3年の安藤聡子さん。「準備で苦労したこともありましたが、達成感であふれています」と満面の笑みで話してくれました。

学生からは「自分たちで作り上げていく歴史に誇りを感じる」「普段できない交流で人脈が広がった」といった声があり、来年以降の開催も楽しみに幕を閉じました。

○取材を担当した学生のコメント:

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発達科学部1年 船越 茉莉

神大生のやる気は、どこから湧き出てくるのか。入学して半年、答えが見えてきたような…そんな三商ゼミ発表会でした 」