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【取材報告】発達科学部・人間発達環境学研究科独自の取り組み「学術Weeks」 ―海外の教育機関と神戸大学生との交流―

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発達科学部・人間発達環境学研究科が毎年行っている「学術Weeks」。国内外の学術交流活動を通して、大学院生・学部生が視野を広げ、研究会の企画・運営・発表などの技能習得に資することを目的として行われています。

今回取材したのは「香港と日本の保育~実践を見て語り合う会~」という人間発達環境学研究科・人間発達専攻の北野研究室(乳幼児教育保育学研究室)企画のプログラム。香港教育省や幼児教育関係者44人が来日し、北野研究室の皆さんや大学院生とともに、日本の幼児教育の現場(神戸大学附属幼稚園、神戸市立神戸幼稚園)を視察した後、日本の教育についてのプレゼンテーション、互いの教育についてディスカッションするというプログラムでした。

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北野研究室では、一昨年にタイ、昨年にシンガポールの乳幼児教育・保育の関係者が本学を訪問。学生との交流を通して、国際的な乳幼児教育・保育について学ばれました。工夫されている点について、北野幸子准教授は「神戸大学の乳幼児教育・保育学研究室は、この分野において日本で最も伝統と実績があるところの一つ。ここでしか提供できないような内容を企画し、例年、海外の教育機関の関係者などが訪問しています。海外留学せずとも、この機会を活かして本学学生が国際交流を持つ、そういった財産が本学にはあります。神戸大学には、旧七帝大にはない幼稚園と小学校の教員養成課程があり、国際的にも国内的にも、学生のレベルも最も高いと思っています。だからこそ、企画・準備など、教員側がすべて準備せず、学生が主体となって専門特化した国際交流を進めていけるように心がけしています」と話しました。

学生からは「もっと英語を勉強しなければと思いました」「企画・運営など、慣れないことだったので疲れましたが、香港の方の熱意は刺激になりました」といった声がありました。

○取材を担当した学生のコメント:

人間発達環境学研究科博士課程前期課程1年 増田 潤

「発達科学部で学術Weeksが行われていたことは知っていましたが、自分の専攻では全く関わってこなかったので、取材をしていて新鮮。海外の方と交流することの大切さを確認するだけでなく、自分たちの研究を改めて整理する機会にもなるのかなと感じました。とにかく香港の方のエネルギッシュさというか、パワーが伝わってきました。これからも機会があればのぞいてみたいと思います」

カメラ:人間発達環境学研究科博士課程前期課程1年 伊藤 奈月

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